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暮らしの薬学【からだ用洗剤・ケア編】~②洗浄後のケア

薬局活用ガイド

洗った後のスキンケアが大事!

毎日、体を洗っているし、“薬用”と名のつく製品も使っているのに、体臭やフケが気になる、かゆみやニキビなどができてしまう・・・そんなお悩みありますよね。
そんな時は、まず体や髪を正しく洗っているか見直してみましょう。それから、洗浄後のケアがちゃんとできているかを確認してみましょう。

“正しい体の洗い方”については、【からだ洗剤・洗浄編】「シャンプーの仕方」「正しい洗顔方法」をご参照ください。
洗浄のポイントは、ボディソープ、洗顔フォームそしてシャンプーもしっかり泡立ててからその泡を体や髪になじませて汚れを包み込んで洗い流すということ、そして洗浄後、体や髪についた水分をやさしくタオルで吸い取るようにするということでしたね。

次に洗浄後のケアについて。ポイントは肌の乾燥を防ぐために保湿ケアをすることです。

皮膚の一番外側にある角質層は外部の刺激から肌や体を保護し、肌内部の水分を保持する「バリア機能」を担っています。顔や体を洗うと、洗浄剤で肌の㏗がアルカリ性に傾く、タオルでごしごしと洗ったり、拭いたりすることで摩擦が生じる、必要以上に皮脂が洗い流されることによって、この「バリア機能」が低下します。バリア機能が低下すると肌は乾燥し、場合によってはかゆみを伴うこともあります。バリア機能を高めるとためには何よりも保湿ケアが大事です。

洗浄後、ボディローションやボディミルクなど、水分が多く伸びの良い保湿剤を使うと短時間で効率よくケアできます。手のひらに適量をとり、さーっと肌の上に塗り広げましょう。“肌にすりこむ”ようにすると逆に、摩擦が肌への刺激になりますので、肌の上にのせるように塗るといいでしょう。

Q.“制汗剤”って体臭に効果があるの?

“制汗剤”は、発汗を抑えるもので、“デオドラント剤”というのが体臭を抑えるものです。ただ、現在は、制汗剤に消臭や芳香効果を兼ね備えたものが主流であるため、制汗剤ともデオドラント剤とも区別があいまいになっています。汗自身はほとんど無臭なのですが、汗に含まれる皮脂や老廃物、ごく少量の成分(塩分、尿素、乳酸など)が細菌により分解されて有臭物質が発生します(参考:【からだ用洗剤・ケア編】~①体を清潔にする)。
医薬部外品である制汗剤には、制汗作用成分(クロルヒドロキシアルミニウム、パラフェノールスルホン酸亜鉛など)や殺菌作用成分(塩化ベンザルコニウム、イソプロピルメチルフェノール、トリクロサン、酸化亜鉛、銀・亜鉛・アンモニウム担特ゼオライドなど)が配合されており汗を抑え、殺菌することで消臭効果が得られます。
剤型にはシート、液、スプレー(エアゾールスプレー)、ロールオン(スティック)、クリームなど様々あり、汗のべとつきを抑える、爽快感がある、長く効果が持続するなどいろいろな特徴があります。

もっと勉強したい人に~参考リンク・参考図書


子どもの体の正しい洗い方&保湿ケア|くすりと健康の情報(第一三共ヘルスケア)

<参考図書>
皮膚科専門医が教えるメンズスキンケアパーフェクトガイド
「私に本当に合う化粧品」の選び方事典―乾燥・シミ・毛穴・ニキビ・シワを最短で解決!

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<この記事を書いた人・監修>
藤田知子
京都薬科⼤学卒業後、メーカー勤務を経て、ドラッグストアでOTC医薬品販売から処⽅箋調剤など薬剤師業務 に従事。“薬剤師は町の科学者”をテーマに薬系新聞に寄稿、「ドラッグストアQ&A」(薬事⽇報社)を編集。


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